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SS第3回

久しぶりのSSですw
今回も留美と店長のお話ですが、早くもマンネリ気味な感じが否めないので次から新展開の要素を入れていきたいですね……
後、アラクゥさんから相互リンク絵も頂いちゃいましたw
それではどうぞ!
―――――――――――――――――――――――――

前回の悲劇から数日後、留美は「萬魔董商店」の店内でもくもくと手芸にいそしんでいた。
前回の魔法の裁縫道具一式は、後で「店長」に元に戻してもらったものの流石に使う気になれず、仕方なく自分の家から持ってきた自分の裁縫道具を使っているのだった。

「ここをこうしてっと……よし!こんな感じかな?」
作業を初めて数時間、ようやく完成したらしく、大きく伸びをする。
毎日こんなに暇で良いのだろうかと思うことはあるものの、この店の雰囲気にもすっかり順応してきた留美は、このバイトの時間をのんびりと過ごすようになっていた。
とは言っても、毎日来るたびに「店長」が新しいマジックアイテムを持ってくるので、それの整理をしたりと忙しいときは忙しいのだが……

「後は家に帰って……しっかりアイロンがけすれば完成っと!」
完成した作品を手に持って広げ満足気な表情の留美。と、そこに……

「あら?アイロンならこのお店にもあるわよ?」
と、横でチラシの用なモノを見ていた「店長」が話しかけてきた。
ちょっと待っててねと、いつものように店のへと入っていくとゴソゴソとアイロンを探し始める。
留美はというと、あぁまたか……といった感じで店長が店を荒らす様子を眺めていた。
このやりとりも、すっかり定番となっているようである。
しばらくして店の奥から「店長」が戻ってきた。どうやら見つけてこれたらしく、手にはアイロンが握られていた。

「はい、これね♪」
「あ、ありがとうございます」
見かけはどこにでもある普通のアイロンである。しかしこの店のことである、ただのアイロンでないことは容易に想像できるし、前回の事件のこともあるため、留美はどうしようかと躊躇った。

「あの……これってただのアイロンじゃないですよね……?」
警戒して「店長」に問いかける。すると……

「ふふふ……確かにコレは魔法のアイロンだけど、人体には影響は無いから大丈夫よ。これでかけると、どんな布でも綺麗に平たくなる優れものなのよ♪」
と、まるで通販番組の司会のように嬉しそうに語る「店長」。話を聞く限り、大丈夫そうであるが……。

「そう……ですか?それなら……」
と、半信半疑でアイロンを受け取ると、同じく店の奥から持ってきたアイロン台で早速作業にとりかかる。
すると……

なんということでしょう

布は、みるみるうちに慣らされて綺麗にパリッと仕上がっていく。それどころか下地に使っていた布に付いていたシワも、綺麗さっぱり無くなっていくではないか。

「おぉ~!こ、これは確かに便利かも……」
と、スイスイとアイロンをかけていく。しかしその時だった……

チクリ

布地に付けたまま、うっかり外すのを忘れていた「マチ針」が留美の手に刺さった

「痛っ!あっ……」
気付いたときにはもう遅く、ボフンッと白い煙を出して、留美の体は熊のぬいぐるみ姿へと変化していた。
説明しよう!留美は魔法の縫い針を体に取り込んでしまったせいで、針のようなものに刺される度にぬいぐるみに変身してしまう体質になっているのだっ!

(しまった~……最近めったに変身しないから油断してたぁ~)
と、声にならない悲鳴を上げる留美。
しかし悲劇はそれだけでは終わらなかった、留美の持っていたアイロンが、変身と同時に留美の真上に落ちてきたのだった……。

(……へ?)

ヒュウウゥゥゥゥ~……ペチャン!
プシュゥ~

「どうかしら留美ちゃん?使い心地は……ってあら?」
作業をしていた「店長」が戻ってくると、そこには留美の姿は無く、代わりに床に直接置いてあるアイロンが……

「大変!」
慌ててアイロンをどかす「店長」すると……

るみぺったん

中からまっ平らにされた留美が出てきた

「る、留美ちゃん!?」
(ふにゅうぅ~……)
ペリペリと張り付いていたアイロンから離れると、力なくひらひらと地面に落ちる。
ただでさえ動きにくい体なのに、こうなってしまうともう自分の力で動くことはできないであろう。

「ま、待っててね、すぐ戻してあげるから……」
と、慌てて立ち上がる店長であったが……ここからさらなる悲劇に見舞われることとなる……。

ビリッ!
「え……?」

なんと立ち上がった拍子に、「店長」のワンピースが近くの机に引っ掛かり破けてしまった!
ワンピースには大きな穴が空いて、「店長」の脚が丸見えになっている。

しかも不運は重なるもので……

「ごめんくださ~い」
と、なんといつも人の来ない店にお客が入ってきたのである。

「やだ……どうしよう……」
(早く戻して~!)
こんな格好では表に出ることはできないと、慌てふためく二人……とその時、「店長」に一つのアイディアが浮かんだ。

「こうなったら……ごめんね留美ちゃん!」
(え……?)
「店長」は留美に一言謝罪を入れると何かの呪文を唱えだす、そして……


「ごめんなさい、遅くなってしまって……」
「店長」は店の奥から出てくると、待たせているであろう客にお詫びを入れる。
客は30代くらいの、見た感じはどこにでもいろような主婦のような印象を受ける。

「いえいえ、大丈夫で……あの~……それ……」
奥から出てきた「店長」に対してなだめるような口調で話すお客であったが、ふと「店長」の服装を見て違和感を感じ問いただす。
客人の指さす先には……

パッチワーク化

留美がワッペンのように張り付けられていた。
どうやら店長が破けた後を隠そうと、留美を縫い付けたらしい

「えぇとこれは……ちょっとおしゃれで……に、似合うかしら?」
「……え、えぇ……とても可愛いですわね……。」
と、苦し紛れに言いわけする「店長」であったが、お客もそれに相槌をうつ。どうやら空気の読める人だったらしい。

(うぅ……こんなのいや~……)
(ごめんね、後でちゃんと戻してあげるから……少しの間だけ辛抱しててね?)
と、テレパシーのようなもので会話する二人。というか縫い付けるくらいなら普通に穴をふさいだ方が良いのでは?と留美は思ったが、「店長」はそこまで頭が回らないほど混乱していたらしい。

(早く戻してぇ~……)
しかしその後、「店長」とお客との間で話がはずんでしまい、ワッペンから解放されたのはそれから1時間後のことであった……。

―――――――――――――――――――――――

今回はここまでです。
結局前回と同じような話になってしまった上に、急いで書いたため、文章が長ったらしく読みにくいところがあったかもしれません……SSって難しいです。
次回は新要素を取り入れつつ、もうちょっとわかりやすいようにまとめる努力をしたいと思います(汗

それから冒頭でも話したとおり、アラクゥさんから相互リンク絵を頂きました。

ケンガー

ゆうたくんと留美のアイスクリーム化ですね、何ともこの時期にピッタリで可愛いですw
後日、こちらからも相互リンク絵を送らせていただきますね。

それでは今日はこの辺で……。
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非公開コメント

No title

どうもT-坊!です。
ぬいぐるみ化→平面化→ワッペン化とは…私では思いつかなかった。
とても面白かったです!楽しく読まさせてもらいました。
留美って不幸体質なのかな?その可哀想さがまたたまりません。
ではまた。

No title

>T-坊!さん
コメントありがとうございます。
ぬいぐるみ化→ワッペン化のネタは、とある方との会話から生まれました。
留美は巻き込まれ体質というか……不幸体質なのは間違いないと思いますw

この発想私も好きですね♪前から感じてましたが、ケンガーさんの作品私好みなのかもしれません♪(笑)

No title

>ドルロゥドッグさん
ありがとうござます、そう言っていただけると嬉しいですw
自分もドルロゥドッグさんの作品、好きですよ。お互い共感できるのかもしれないですねw

No title

いまこのネタUPされていたことに気付かないたぁぁ!!
ごちそうさまですw

いつも更新を楽しみにまってます!

No title

>hさん
ありがとうございますw
なるべくご期待に添えるられるようにがんばります
プロフィール

ケンガー

Author:ケンガー
管理人:ケンガー(見学者)

人が別の何かに変えられるというシチュエーションが好きな落書き描き。まだまだ至らない所が多すぎるのが難点……よろしくお願いします。

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