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SS第4回

1ヶ月も放置状態でしたが……ようやく更新できました。
最近また忙しくなってきて、しばらくはこんな感じの牛歩更新になりそうですが、何とぞご容赦ください(汗
これまた久しぶりのSSです。今回は前後編に分けてお送りしたいと思います。
それではどうぞ……。

『訪問、双子の魔女……魔女?』

ここは「萬魔董商店」。
今日も今日とで、お客の来ない店内は静まり返っていた。
この店の主はというと、机に突っ伏して居眠りをこいている。
その彼女の名前は「熊川留美」。

「Zzz……」
正確には主ではなく、この店のアルバイトなのだが、この日店内は彼女を除いて誰もいない。
どうやら「店長」はドコかへ出かけてる様だ。
だとすれば、なおさら居眠りなんてしてる状態じゃないのだが、それだけこのが毎日暇を持て余しているということなのだろうか……全くもって、何で成り立っているのか謎の店である。

が、今日はいつもと様子が違った。

ピンポ~ン♪

店内にチャイムが鳴り響く、珍しくお客が来たようだ。

「ん~……ムニャムニャ……」
が、留美の起きる気配はない……余程眠かったのだろうか?
一方、店の扉の向こうでは……。

「おっかしいわね~、誰もいないのかしら?」
「予約したの……今日のはずなんだけど……」
と、何やら声が聞こえる……どうやら二人組のようだ。

「ム~……あたしを待たせるなんていい度胸してるじゃない」
「まぁまぁ、お姉ちゃん……って、何取り出してるの!?」
「いいからアンタは黙ってなさい!いくわよ~……」

と、次の瞬間……

ドッカ~~~~ン!!

「ふやっ!?何?何!?」
けたたましい爆発音が鳴り響き、流石に目を覚ます留美。
音のした方向を見ると、店の扉が跡形もなく吹き飛んでいた。

「でえぇぇー!?一体何事ー!?」
慌てて扉の方向に駆け寄るとソコには……

エル双子

「こんにちわ♪」
「あの……」
と、双子と思われる子供が立っていた。

「あ……えと……こんにちは?」
ポカーンとした感じで返事を返す留美、が、少しして事の重大さに気付いたようである。

「ってそうじゃなくて!何てことするのよ!お店のドア、バラバラじゃない!」
怒りもあらわに双子に言い寄る、すると……

「ご、ごめんなさい!お姉ちゃんが無理やり……」
「あら?お客を待たせといてその態度はないんじゃないかしら?」
と、対極な答えが返ってきた。

「だからって……ん?お客?」
反論しようとしたが、そこでようやくこの二人が客だということに気付いた。

「そ♪アタシたちはこの店に用があって来たの。」
「その……予約をしてた品物があったはず……なんですけど……」
と、「お姉ちゃん」と呼ばれた方はハキハキと、対して妹と思われる方はドコか遠慮しがちに説明をする。
顔も姿もソックリな双子だが、性格だけは真逆のようである。

「はぁ……(ってそれでもドアを壊して良いイイワケにはならないような……)」
ドコか釈然としないものの、お客と聞いて無碍に扱うわけにもいかない

「とりあえず、えぇと……お名前は?」
「名前?アタシはピクセ!ピクセ・コールドラッド!そんでコッチが……」
「ピクト……ピクト・コールドラッド……です……」
「え~っと……ピクセちゃんと、ピクトちゃんね?」
「!……」
二人の名前を確認する留美、すると、「ピクト」と呼ばれた方がビクッと反応したように見えた。

「どうかしたの?」
「えと……僕は……その……男です……。
「え”……(汗」
と、顔を恥ずかしそうに伏せて反論するピクト、留美も驚いたように目を丸くしている。

「あははは!無理も無いわ、だってそんな格好してるんだもん。」
ピクセの方は楽しそうにお腹を抱えて笑っている。

「だってこの格好はお姉ちゃんが……」
「アンタがなよなよしてるのが悪いのよ。それよりも!予約してた物はまだなの?」
「あ、はいはい!え~っと……」
指摘されて慌てて名簿と在庫を確認する……が、コールドラッドという名前は見当たらない。そもそも今日お客さんが来ること自体、店長から知らされていないのだ。

「う~ん……ゴメンなさい、「店長」が帰ってこないとちょっと解らないかも……」
「え……?お姉さんがココの主じゃないんですか?」
「そんなワケないじゃない、こんなトロそうな奴が店長なんて」
ピクトが尋ねると、ピクセがキツい一言を浴びせてくる。その一言にムッとしていると

「まぁ、いいわ……居ないなら、帰ってくるまでこの店で待たせてもらうわよ」
「ちょ、そんな勝手に……」
「そうだよ、流石に悪いよ……」
「良いじゃない、予約すっぽかして出かけちゃったココの店長が悪いんだし♪文句ある?」
と、ジト目で言い返してくるピクセ。

「う……でも……大体、店のドア壊しといてその態度は無いんじゃないの?」
「何よ!元はといえばチャイム鳴らしても出てこないアンタが悪いんじゃない!」
「はうっ……!」
痛いところを突かれてしまう留美……確かに、居眠りしてた留美にも悲はある。

「ああ言えばこう言う……メンドくさいわね~……こうなったら、文句を言えないようにしてあげるわ!」
イライラした口調で声を荒げるピクセ、するとポケットからえんぴつより一回り大きい杖を取り出す。

「お姉ちゃん!何する気!?」
「何って、ちょっと黙らせるついでにアタシのオモチャになってもらうだけよ!」
「だ、駄目だよ!そんなことしたら……」
「アンタは黙ってなさい!」
物騒な物言いでピクトに言いよると、ピクトは何も反論できなくなってしまう……やはり弟(?)だからだろうか……。
一方の留美はというと、ヤバい雰囲気をビンビンに感じ取っていた。

(マズイ……怒らせちゃった?というかこのままだとあたしまた……)
じりじりと後ずさりをする留美だったが、その行為をピクセが見逃すはずもなかった。

「逃がすかぁ!『Le'ana・Nita・Sumukha』!!』
と、ピクセが独特な呪文を唱えると、杖の先から赤い光が飛び出し留美に直撃した。

「キャアアアァァァ!」
悲鳴を上げ、あまりの衝撃にその場にへたり込む留美、すると……留美の体から、ピンク色の毛がじわじわと生えだしてきたではないか。

「な、何これ……体中から毛が……アグッ!?」
自分の体の変化に恐怖を覚える留美だったが、今度は体中からギシギシという音が聞こえてきた。

「うぐっ……体が……痛いっ……あ、あれ……何か周り……が……?」
激痛に体を強張らせる留美、そして今度は自分の目の前が、ドンドン巨大化していってることに気付く……いや、これはむしろ……
(あたしが小さくなってる……?)

「ま……さか……」
「んふふ~♪気付いたようね。ご察しの通り、アンタはハムスターになってるのよ!」
上の方から声が聞こえるので見上げてみると、そこには巨大なピクセが立っていた。
ハム化

「い、いや……ハムスターなんチャに……ハムチュ……あ……チャべれなチュ……チュ、チュチュウ!?」
涙目になりながら必死に抗議する留美であったが、とうとう喋れなくなってしまい、やがて服に埋もれるほどまで小さくなってしまった。

「ふふん♪その姿なら文句言ったって無駄よ、アンタなんかチュウチュウうるさいその姿がお似合いよ!」
「……ハァ……こんなとこ、ここの店長さんにバレたら……」
「大丈夫よ、元はといえばあっちがすっぽかしたのが悪いんじゃない。さ・て・と……」
ピクトを言いくるめると、ピクセは服の中でもがいてる留美のしっぽを摘みあげて、自分の顔の前まで持っていく。

「これからたっぷりアソんであげる……♪」
小悪魔のような微笑を浮かべるピクセに対して、留美は未知なる恐怖を感じるのであった。

後編へ続く……

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

いかがだったでしょうか……?
今回は「状態変化」ではなく「獣化」で描いてみました。
本当は「状態変化」もいれる予定でしたが、ソコまでいくとかなり長くなりそうなので……前後半に分けて描こうと思ったしだいです。
またしばらくかかると思いますが、それまで待っていただけると光栄です。
それでは……
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非公開コメント

すいませんでした

どうもすいませんでした
もう書きません
双子の魔女はかわいいです
これからの活躍が楽しみ
自分のとこの双子は絵がまだヘタだから
ケンガーさんみたくうまくなりたい
それと初めての獣化(ハムスター)
お疲れ様です
とてもかわいいです(⌒▽⌒)
このあとの展開が楽しみ
長々とすいませんでした

熊川留美の研究レポート

SS更新おめでとうございます.
ハムスター化いいですね。自分は大雪師走の「ハムスターの研究レポート」FANですからハムスターも好きですよ。
でも留美ちゃん、この店のせいでの校舎窓ガラス壊して回ったり、盗んだバイクで走り出し、信じられぬ大人との戦いを繰りかえし、自由になれた気がした不良にならなけらばいいですね(笑)。
質問を2つします。自分の魔法使いのイメージの一つに「ほうきにまたがり空を飛ぶ」があります。店長は空を飛べるんですか?空を飛ぶ時はほうきや魔法の絨毯とかの道具を使いますか?
もう一つは新キャラの双子の見分け方を教えてください。

No title

どうもT-坊!です。
ハムスター化かわいかったです。
さらに新キャラの双子が登場しましたね。ピクトが男だとはw
後編も楽しみです。
ではまた。

No title

>アラクゥさん
コメントありがとうございます。
双子の魔女、というより一人は男の子ですけどね(笑)
まだ自分が言える立場じゃありませんが、上手くなりたいのであれば、ひたすら描きまくるしかないと思います。アラクゥさんの場合、PCで描くよりも、まず紙と鉛筆で練習してから描いてみるのはどうでしょうか?
誰かの絵を参考にしたり、き方を本やネットで調べてみるのも良いですよ。そうやって、描き続けていれば、しだいに上手くなれると思います。

>ルパンガンバーさん
ハムスター研究レポート、自分も読んでました。懐かしいですw
留美が非行に走っても、ソコまでいかないと思いますw不良になっても弱そうですしねw
後、店長は普通に空を飛べる……かもしれませんwそこらへんの設定は、まだ未定なのです。
双子は髪が長くてツリ目なのがピクセ、髪が短くて垂れ目なのがピクトです。そういえば、ソコらへんはちゃんとSSに加えてなかったですね……気をつけます(汗

>T-坊!さん
ありがとうございます~
後半もできたら早く上げたいですね……がんばります。

どうも、akiraです。
<(_ _)>

新キャラの魔女の姉妹(姉弟)、なかなか面白いキャラですね。
口調が攻撃的でドSなピクセに惚れました。
男の娘のピクトは、ピクセとは正反対の優しい性格なのが好対照ですね(笑)。

ピクセに翻弄されるハムスターの留美も可愛らしいです。

それにしても、ハムスターになった留美を店長が見たら、どんなリアクションを取るのでしょうか?

No title

>akiraさん
コメントありがとうございます。
ハムスターにされた留美がこの後どうなるか、それを見た「店長」がどんな反応をするか……続きは後半のお楽しみということでw
プロフィール

ケンガー

Author:ケンガー
管理人:ケンガー(見学者)

人が別の何かに変えられるというシチュエーションが好きな落書き描き。まだまだ至らない所が多すぎるのが難点……よろしくお願いします。

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