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SS第4回(後編)

というわけで前回の続きになります。
前回ハムスターにされた留美ですが……果たして……?w
_______________________________________________


「ふぅ……ただいま~……って、あら?」
時刻は夕方、仕事を終えた「店長」が帰ってきた。
と、同時に店の扉が木端微塵にされてることに気付く。

「あらあら……何があったのかしら?」
とぼけた調子で首を傾げ、扉の破片を踏まないように店内へと入っていく。
と、店の番台に二つの人影が見えた。

「あ、おかえりなさい!『店長』さん♪」
「こ、こんにちは……」
番台にはいつもの留美の姿は無く、代わりにあの双子が座っていた。
二人は入口に背を向けて、何やら作業をしてるようだ。

「え~っと……あなた達はどちら様かしら?」
店長が困った様子で尋ねる。すると……

「アタシはピクセ!そんでコッチがピクトよ!」
「えと……確か商品の予約をしていたと思うんですが……」
「ピクセちゃんとピクトちゃん……あ!」
二人の自己紹介を聞くと思い当たることがあったのか、ハッとした表情を浮かべる「店長」

「ゴメンなさい!予約してた商品、確かに今日だったわ!え~っと……」
慌てて謝罪をし、確認をしようと名簿を持っているで留美を探す。
しかしどこを見渡しても、影も形も見当たらない。

「ゴメンなさい2人とも、ピンク色のショートボブの女の子を見なかったかしら?私がいない間、店番を頼んでおいたはずなのだけれど……」
と、2人に尋ねる。すると、ピクトの体がビクッと反応した。対してピクセはというと……

「ん~?知っらないなぁ~♪」
何故か上機嫌な感じで返答する。その視線は自分の目の前にある「あるもの」に集中しているようだ。
一体何をしているのだろうかと、「店長」が身を乗り出して見てみると……

回し車~

そこにはハムスターになった留美が必死になって回し車を回していた。

「チュ、チュウ!チュッ、チ”ュ~!(た、助けて!て、店長~!)」
「これ……もしかして留美ちゃん!?」
よもや留美がハムスターになっているとは思いもよらなかったのだろう、目を丸くして驚いているようだった。……実際には糸目なので、目が丸くなるなんてことは無いのだがw

「ま、まずいよお姉ちゃん……「店長」さんにバレちゃってるよ……もうやめようよ~……」
「ほらほら~!もっと早く走りなさ~い♪ここで止まったりしたら、もっと酷いわよ?」
留美に気付いた「店長」の様子を見て、ピクセに止めるように促すピクト、しかしピクセは意に介さず、まるで新しい玩具をみつけたような表情で留美を見つめていた。

「は、早く元に戻してあげて!」
慌てた「店長」が2人に言い寄る。

「え~……や~よ!せっかく面白いオモチャが手に入ったのに……この娘はこのまま連れて帰ってアタシの「使い魔」にするんだから♪」
「チュウ!?」
「お、お姉ちゃん!?」
サラッとトンデモ無いことを言いだすピクセ、留美もピクトも、この考えは予想だにしていなかったのだろう。

「……そんなこと……させると思う?」
と、店長が静かな口調で言い返す。そのとたん、周りの空気がまるで凍りついたように張りつめた雰囲気となる。
表情こそ普段と変わらないものの、口調や雰囲気から「店長」が怒っていることは明らかだ。
その空気に、ピクトは思わず「ヒッ……」と怖気付いたような声を漏らす。

「な、何よ……大体アンタ達が忘れたのがいけないんじゃない!ワタシ達は悪くないし、それに……」
「それについては、後でちゃんと謝るわ……でも、まずは留美ちゃんを元に戻してあげて?さもないと……」
あまりのプレッシャーにピクセも怖気づいたのか、慌てたようすで反論をする。しかし「店長」のプレッシャーは序々にその強さを増していく。

「さもないと何よ!エラそうに……ちょっと暇潰しに遊んでただけじゃない!あぁもう!ムカつく!ムカつく~!
 アンタも痛い目見させてあげるから!『キャンドル・ボム』!!」
ピクセもプレッシャーに負けじと、一気に罵倒をまくし立てる。そして呪文も無しに魔法を唱えると、ピクセの頭上に白い液体のようなものが球体となって出現した。

『アンタなんか……アンタなんか、蝋人形になっちゃえ~!!
ピクセが大きく振りかぶると、頭上の蝋の塊が「店長」に向かって勢いよく飛んでいった。そして蝋の塊が「店長」の眼前まで迫っていきそして「店長」の体に炸裂する……と思いきや、勢いよく飛んでいったはずの蝋の塊は球体の状態のまま店長の目の前で静止していた。

「な!?そんな……」
目の前で怒っていることが信じられず、茫然とするピクセ。

「解って……もらえないようね……残念だけど……」
静かな口調のまま言い放つ「店長」。しかしその言葉には圧倒的な迫力があった。

「あ、あわわわわ……」
そのあまりの迫力に、ピクセは、ピクトといっしょにその場に座り込んでしまった。
2人ともあまりの恐怖にブルブル震えている。

「悪い子には……お仕置きが必要ね……」
そう言うやいなや「店長」が手を頭の上に掲げる、すると浮いていた蝋の塊が同時に「店長」の頭の上で膨張を始めた。
そしてそのまま振りかぶり、手を前に持っていくと……蝋の塊は2人に向かって勢いよく発射された。

「ひ、ひええええぇぇぇぇぇぇぇ!」
「なんで僕までえええぇぇぇぇ!?」

………………………………
……………………
………………
…………


数日後、そこにはいつも通りバイトにいそしむ留美の姿があった。
今はどうやら壊された扉の後片づけに追われているようだ。
しばらく箒で床を掃いていた留美だったが、ふと手を止めて窓の方へと目をやる。
するとちょうど良く近くを「店長」が通ったので、あることを尋ねてみることにした。

「店長、あの2人……いつまであそこに飾っておくつもりですか?」
「ん~?……2人が反省するまで……かしら?」
「はぁ……」
再び窓に目をやる留美。そこには自分の魔法で蝋人形と化したピクセと、とばっちりを食らったピクトが仲良く手を取り合ったポーズで、外に見えるように展示されていた。

ピクセ&ピクト蝋人形

(ムキーーー!覚えてなさいよ!いつか絶対ギャフンと言わせてやるんだからー!)
(……だから止めようって言ったのに……何で僕までこんな目に……ううぅ……)
動けない体を嘆くピクト、一方ピクセはというと全く懲りてないようすである。
そして数日後、元に戻してもらった2人は逃げように帰っていったとさ。

めでたしめでたし?w

_________________________________________________________________________________________

今回のSSはここまでです。いかがだったでしょうか……?
絵もSSも課題がいっぱいですが、何とかまとめられたと思います。
双子は今後もゲストみたいな感じで出していけたらと思っていますwまだまだ設定も決まってないですしね。
それでは今回はこの辺で……
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非公開コメント

No title

どうもT-坊!です。
回し車を回す留美が可愛い!やべぇ飼いたいw
あと店長が…こ…怖い。やっぱり凄い人だったんですね。
双子のこれからの活躍も楽しみにしています。

更新お疲れ様です。絵もストーリーも最高です!

しかし・・・・あの双子の姉・・・・生意気ですねーああいう女の子は身体を真ん丸に膨らましてポヨンポヨンさせてやりたいです!

No title

>T-坊!さん
一応、強力な魔法使い(?)という設定ですからね。子供相手なら余裕であしらえるくらいの魔力は持っていると思われますw>店長
双子も今後ちょくちょく使っていきたいですねw

>水谷さん
生意気なピクセと、引っ込み思案なピクトという組み合わせですw
彼女はいつもイタズラをしてるっていう設定ですが、何らかのお仕置きでそんな目に合うのも面白いかもしれないですねw

遅くなりました

コメントするのが遅くなりました
まずはブログコメントありがとうございました
これからの双子の活躍が
とても楽しみです
そしてびっくりしました
あの優しい店長が怒ると
あんなにすごいとは
これからも頑張ってください

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No title

>アラクゥさん
基本いつも優しい人は怒ると怖いものですよw
何だかんだで双子を気に入ってくれた人も多いみたいで、嬉しいかぎりです。

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人が別の何かに変えられるというシチュエーションが好きな落書き描き。まだまだ至らない所が多すぎるのが難点……よろしくお願いします。

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