FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

SS第12回

ハッピーバレンタイン!
……はい、一日遅れです……すみません……orz
絵の方はできていたんですが、SSにだいぶ時間使ってしまいました……大して書いてはいませんが……w
今回も特別ゲストとして、ある方にSSに登場させてもらいましたw
それではどうぞ……
___________________

「どうですか?ちょっと使ってみて、その感想が聞けるだけでも良いんですが……」
「はぁ……でもウチは魔法関係の物を扱う店ですし、こういった機械はちょっと……」
まだ開店前の店内の奥で、何やら話し声が聞こえる……
一人はこの店の主……名前は不明だが、ココの店を利用する人たちからは「店長」という愛称で親しまれている人物だ
そしてもう一人は……暗くて良く見えないが、どうやら男性のようである
大き目の白衣を身に纏い、顔にはメガネをかけている
逆光のせいでその表情までは伺い知ることはできないが、どうやらまだ若そうに見える
そして男は、どうやらこの「店長」になにやら商品を進めているようであった

「ですから、ちょっと置かせてもらうだけで良いんですよ……そうすれば誰かが引っか……オホン、誰かが使ってくれるかもしれないでしょう?そうすれば、この機械の性能も解るはずですから……」
「そう言われましても……ねぇ……」
「店長」の方は機械には疎いといった感じで、あまり共感が得られてない様子であった
しかし男の方はこれくらいで引き下がる様子は無く、なおも「商品」である機械を押し続けた

「バレンタインデーである今日!まさに今この時期がベストなんですよ!お店に今日一日だけ置いておくだけで良いんです!お願いします!」
「そ……そこまで言うのでしたら解りました……それじゃ今日一日だけ、この機械をおあずかりしますね」
「……!ありがとうございます!それでは……明日になったら取りに戻るので、私はこれで……」
男は一瞬、顔を子供のように輝かせたと思うと、そのままそそくさと外へ出て行ってしまった
後に残された「店長」は一人、置いていった機械を見上げてため息をついた……

「どうしましょう……コレ……」

…………………………………………………
…………………………………
………………………
…………


「こんにちは~……あれ?」
そんな出来事があってから数時間後、学校が終わった留美がいつものように手伝いにやってきた
しかし店内には「店長」の姿は無く、静けさが漂っている
鍵を開けっぱなしで出かけてしまったのだろうか……?
そんなことを思いながら店の奥へと入っていくと、メイアが一人ポツンと立っているのを発見した

「なんだ、メイアさん居たんだ。静かだったから、誰もいないかと思ったよ……」
「あ、留美……ねぇ、コレなんだと思う……?」
「え?」
店に入って腰を下ろそうとしたのもつかの間、メイアが何やら困惑した様子である物を指さしている
留美が指先の方向を見ると……そこには得体の知れない巨大な機械があった
パッと見は、巨大なコーヒーミルと言った感じだろうか……天井まで届きそうな鉄のポールに、人が一人二人くらいなら入れそうな巨大なガラスの瓶のようなモノがくくり付けられている
そして下にある鉄の板には、ハート型のくぼみが付いていた

「う~ん……何だろう……わたしもこんなの初めてみるよ……」
「アタシも……魔力めいたモノは感じないし……ただの機械ってワケじゃなさそうだけど……」
メイアは不審に思い、機械の周りを調べ始めた

「あ、待って!ヘタに触ると何が起こるか……」
「そんな事言ったって、コレが何なのか調べないと……」
「でもメイアさんがこういうのすると……決まって災難に合うというか何というか……」
「……っ!何よ!じゃあアンタがやれば良いじゃない!」
留美のよけいな一言に怒り、感情を露わにするメイア
そしてバンッ!と音を立てて、機械を叩いてしまった……が、

ポチッ

「……へ?」
「……ポチっ?」
メイアが叩いてしまった手をどける……するとソコには明らかに怪しいボタンが付いていた

「でええぇぇぇぇ!?」
思わず絶叫するメイア……すると機械が動きだし、突然出てきたアームが二人を拘束してしまった

「ちょっ!?何よこれー!?」
二人は必死に抵抗するも、思ったよりアームが強くて引き剥がすことができない
アームは二人を瓶の上まで持っていくと、二人を離して瓶の中に閉じ込めてしまった

「痛たた……やっぱりメイアちゃんに任せるとロクなことが……」
「何よ!アタシのせいだって言うわけ!?」
瓶の中に入れられても、いまだに口喧嘩を続ける二人……しかしその余裕は一瞬で崩れることになる……
機械は、二人を瓶の中に入れるとやがて発熱し、少しづつ振動し始めた

「な、何……何かヤバい予感が……」
「くっ……こんな機械、とっとと出て……っ!?」
メイアは、何とか脱出しようとビンを壊そうと試みた……が、体に違和感を覚え足元を見る……すると

「なっ!?」
なんと、メイアと留美の足が徐々に茶色く変色して溶け始めているではないか!

「あ、足が溶けてる!?いやああぁぁぁぁ!!」
「っ!?……この甘い匂い……まさか!?」
そう……二人の体は徐々にチョコになっていっているのだった
足元から、まずは靴や服から溶けだし、さらに二人の体もドロドロに溶けていく
そして溶けた二人の体は下へと落ちていき、下の板にあるハート型のくぼみに収まっていく

「じょ、冗談じゃないわ!アンタなんかと混ざって、チョコになってたまるもんですか!」
何とか脱出しようと、ガラスの瓶を叩くメイア
しかしガラスはビクともせず、それでもなお叩き続けるメイアであったが……

ベチャッ!

「キャッ!?」
やがてメイアの手の先もチョコと化し、ガラスの瓶に手形だけを残して溶けてしまった

留美メイアチョコ過程

「いやー!またチョコになんてなりたくない!誰かー!!」
「この……ウプッ!?か、体が……沈んで……」
二人の抵抗も空しく、二人の体は溶けて機械の下へ下へと沈んでいく……
体も腕もすっかり溶けきって、残すは顔だけになってしまった

「うぶ……誰か……助……け……」
「い……やぁ……チョコになんて……なりたく……」
やがて二人の顔も、チョコとなって溶けきった体の中へと沈んでいく……
そして二人は溶けあい、混ざり合い……チューブ状になっているガラス管を通して、ハート型のくぼみの中へと収まっていく……
二人の体が全てそのハート型の中に収まると、機械は次の工程へと差しかかる……
不気味な駆動音を鳴らし、再びアームがチョコと化した二人の体に迫っていく……
そして……

…………………………………………………
…………………………………
………………………
…………


「ただいま~、メイアちゃん、留美ちゃんは来たかしら……あら?」
しばらくして、メイアに留守番を頼んでいた「店長」が帰ってきた
しかし店内に二人の姿は無く、店内は静まりかえっている
何か嫌な予感がする……
そう思い「店長」が店の奥に踏み入ると、今朝がた妙な男が置いていった機械が目に入った
そしてよく見ると、その機械のそばにピンク色のハート型の箱が落ちていた
ご丁寧に、ラッピングまでされている

「あら?こんな箱、置いてあったかした?」
おもむろにラッピングを解き、箱を開ける「店長」
そしてそこには……

留美メイアチョコ 

「……これは……」
ハート型に固められた、チョコレートが入っていた
しかしそのチョコは表面が歪な形をしており、よく見ると……それは留美とメイアの顔や手が無理やりハート型に押し込められているようであった

「もしかして……この機械が……?」
ポカーンとした様子で機械とチョコ化した二人を交互に見比べる「店長」
二人のチョコにした機械は、そしらぬ顔でソコに立っているだけであった……

翌日、あの機械を置いていった白衣の男が回収しにやって来たが
元に戻った二人と「店長」にボコボコにされたのは言うまでもない
その男によると、あわよくば「店長」もチョコにしていっしょに回収するつもりだったらしい
そしてあの機械は、その男と共にクーリングオフさせられたそうな……

____________________________________

今回はココまでです
SS内では名前をあえて伏せていましたが、B作さんから「博士」をお借りして登場させてみましたw
B作さん、ご協力ありがとうございました<(_ _)>
それでは、今回はこの辺で……
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

おぉ~まさに計画通り!博士完全に悪役ですねw
メイアの、あんたなんかと一緒のチョコになりたくない、という必死の抵抗がいいですねw
無理やり一つのハート型のチョコになってしまったのも可愛いですw

No title

>akiraさん
博士的には、二人をチョコにできたのは成功だったのですが……「店長」は引っかからなかったみたいでwソコは失敗したみたいですねw
そして二人は混ざり合って、一つのチョコに……一体どんな気持ちなんでしょうねw
プロフィール

ケンガー

Author:ケンガー
管理人:ケンガー(見学者)

人が別の何かに変えられるというシチュエーションが好きな落書き描き。まだまだ至らない所が多すぎるのが難点……よろしくお願いします。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。